家計簿のつけ方:立替口座の設定

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家計簿アプリを使っていると、家計簿(電子家計簿)の状態は、決済方法によって実態とかい離することが多い。理由は支払いデータが当該サイトに反映されるまでに時間が掛かることにある。

時間差が生じるのは、クレジットカード払い、電子マネー払いの場合になるが、その時間差(店舗等での支払いから当該サイト反映までに掛かる時間)は早ければ翌日。遅いものは1か月近くになる。多くの場合は1週間から2週間と言ったところだ。

この時間差の間に月末が来ると、いくら家計簿アプリでも正しく集計は出来ない。

問題:クレカ払いデータのサイト反映に時間が掛かることにより:
  1. 現在の負債状況が正しく把握できない。家計簿アプリ以外に別途管理手段を要するのでは本末転倒。
  2. 月末処理も正しく出来ない。
  3. 決済時の特記事項・メモなどを家計簿アプリに反映させることが出来ない。1か月近く記憶している訳にはいかない。
対策:支払金額と支払時の特記事項メモを残すために:
  • 仮想的な口座として「立替口座」を設定する。名前は「仮払・・」でも「暫定・・」でも自分の感覚に合う適当なものでよい。ここでは立替口座としている。
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立替口座の使い方:

クレカなど支払いとアプリ反映に時間差のある方法で支払ったら、金額と必要なメモを家計簿アプリに入力する。クレジットカード以外では、電子マネー、プリペイドマネーが該当する。また注意すべきは通販の場合も同様に遅れが生じるので立替口座に反映させておく方が正確な現状把握が可能になる。

家計簿アプリに決済情報が反映されたら、メモの必要部分だけ転記して、立替口座の内容は削除する。

立替口座に記録する前に、既にクレカ決済がアプリに反映されていたらこの作業は不要。特記事項(メモ)があればアプリの当該項目に追記するだけでよい。

立替口座は仕掛中のものが無ければ基本的に残高は0円になる。

現時点の負債は、クレカ残高と立替残高の合計になる。銀行の残高管理をより正確に行える。



前提:

  1. 家計簿アプリ利用。
  2. 家計簿アプリのアグリゲーションサービス利用。
  • レシートをスキャナーで入力して管理している場合は、もっと複雑な(煩雑な?)家計簿管理になり、立替口座などは不要。
  • 電子化しなくてもレシート明細まで管理している人にも立替口座は無用の発想。

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