スプレッドシートで作る万能家計簿

スプレッドシートで作る万能家計簿

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最初はエクセルで作ってみよう。構成の試行錯誤はエクセルの方がしやすい。固まったらクラウドに上げて安全安心に使う。

確定申告に使えること

  • 確定申告の各様式のシートにリンクさせる。
  1. 確定申告書
  2. 一般事業の収支決算書
  3. 配当譲渡所得
  4. 医療控除
  5. 保険料控除
  6. その他
  • 家計簿の台帳から自動的に、半自動的に入力させる。
家計分析に使えること
  • 食費の健全化。費用的バランス(例えば1人・1日・千円、エンゲル係数10%)、内容的バランス(例えば外食の回数・費用、嗜好品・酒の割合)の算出。
  • 教育、教養、娯楽の出費バランス。
  • 光熱費のトレース。前年・前々年との比較。要因分析。
  1. 分析はメモとして残せること。決算書~白書などの形で残す。
ネット経由データの取り込みにリンクすること
  • 適切なアグリゲーションサービスを利用するのが望ましいが全てカバーできるものではないので、個別にダウンロードして取り込む形を作る。

銀行・クレカ・証券などWEBサイト
ダウンロード
(CSV/カット&ペースト/など方法は問わない)
ソースデータ
(基本的にエクセル形式またはPDF)
万能家計簿
確定申告月度更新/家計月度レポート(月度白書)
確定申告(eTax)/家計年度レポート(年度白書)


現金払いなど電子データが取り込みが容易でない場合

レシート等支払い記録・受け取り記録(手書きメモ含む)
エクセルシートを起こす
万能家計簿に展開
(以下は電子データの流れに同じ)


  • ハードコピーの記録(レシート類、月度のお知らせ、取引明細など)
  • ハードコピーから起こした電子化リストデータ
  • 電子データの記録(ダウンロードしたオリジナルデータ)
  • 万能家計簿(電子化データのカット&ペースト)下流に展開するデータはブック内で実現。
  • 確定申告(eTax)への登録(カット&ペースト)と控え。ここは電子的リンクはない。将来適当な方法が提供されれば利用しても良い。
  • 家計白書(カット&ペースト)
  1. カット&ペーストを使う理由は、データをリンクさせると事故(データの誤消去、破損時)などで、展開先データも被害を受ける。コピーした場合の取り扱いに制約が出る。
  2. 作成中はリンクさせても良いがフィックスさせる時はリンクさせないようにすること。


個人事業における専従者給与


個人事業における専従者給与


実はさっぱり分からない。フォームを見ると専従者について記載するエリアがあったの如何いたすものか。

多くの場合は家族。あるいは近所の知り合いのアルバイト。実働時間も少なく、不定期のこともある。お礼の報酬も安定しないが基本的には定期的に出す。
彼/彼女らを事業に専従しているとして登録し、報酬を経費として計上する。あまりしっかりした体制の場合は雇い主の義務が多くなるので、体裁を作るにも限度はある。

配偶者の場合は配偶者控除との天秤になる。多くすると源泉を出したり面倒。

専従者を管理するに相応しい事業規模になったら真剣に考えましょう。

只の節税目的なら、この項目はスルーしておきましょう。人の管理は問題が大きくなるもので管理も煩雑な方向に行くもの。

生計を一にする配偶者・親・子供・同居人の所得の扱い

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同一生計の配偶者・親・子供・同居人の収入の扱い


配偶者の場合は所得が38万円以下なら扶養対象者になる。所得の計算方法はあるらしい。一定の控除がされるらしい。この件はどうやら配偶者控除の話で済むようだ。

で、確定申告では、配偶者の所得を記載する欄があるらしいから、自分の収入と配偶者の収入は分けておかないとごちゃごちゃになる。

この発想は、親・子供も同じだろう。同一生計の同居人も同じ。扶養家族に入れるか、どうか。別の生計は別々に申告すればいいこと。今さらながらの確認。 扶養範囲の基準となる数字は結構複雑だから、ギリギリのラインにある場合はしっかり調べるように。この数字は改正されることがあるので古い記憶はあてにしないこと。



ここからが問題

家計簿では、家計簿を2冊も3冊も作るのも構わないが、申告する費用は合算しておかないと把握できなくなる。例えば医療費は親の診療費を仮に親が払ってしまっても、家計としては一つにまとめておきたい。

普通に無駄遣い管理などでも全員分を通しで見ておきたい。家計簿は1つの台帳に。

お小遣いとして出費しておいて、医療費なら記録して、お小遣いの赤黒を処理する。生計に使ってもおなじ。本来なら補てんしなければいけない。純粋にお小遣いだけは行き先は見なくても構わない。見えてしまった場合は記録して、決済のポケットを1つ用意する。



<再考>

配偶者・扶養家族と分けるもの

  1. 収入:但し、これは別掲するので把握は必要。年金、アルバイト、パートなど内容も把握しておくこと。
配偶者・扶養家族と分けないもの(または重複記載するもの)
  1. 医療:医療控除
  2. 保険:保険控除
  3. 事業経費:宅配郵送などのの立て替え払いなど。事業用口座への記載も必要。
  4. 一般費目:扶養家族費用(お小遣い、お手当など)として内容把握は求めないが、レシートなどで容易に把握できる範囲で大きな出費や飲食費などは記録しておき、家計簿として出費傾向を把握できるようにする。
  • 上記を既存のエクセルに反映させるには?
  1. 扶養者のコード~正しくは取引者識別コードを入れる。
  2. 扶養者別に収入欄を用意し、家計収入と重複させないように記載する。
  3. 支出は、支出内容が明確なもの(レシートなどが確認できるもの)は家計簿の部分、事業経費の部分とも共通の台帳部分に記載する。
  4. 支出内容が明確にならないものは記載しない(記載できない)。但し、金額だけ把握できるものは扶養者支出として記録する。
  • 扶養者に預貯金の利息収入、株式などの配当収入、年金などの雑収入がある場合、金額が小さければ分離するだけ。年金は源泉が来るのでそれで把握できる。他は合算しても20万円以下なら申告不要。多分。

家計簿の中の資産移動

家計簿の中の資産移動

  1. 口座から口座へ現金を移す。これは分かり易い。
  2. 別の銀行の口座も同様。
  3. 現金を引き出す。おサイフ~ポケットという現ナマ主義の口座に移すこと。これも資産移動でOKだろう。
  4. 現金を預ける。これも分かり易い。
  5. 子供の口座に移す場合は、 支払い、支出。小遣いか教育費か。比率を決めておいてもいい。旦那の口座に入れるのも、それ以上管理しない限りは同じ。小遣い、娯楽、教養、食費などで比率を決めておいて良いだろう。
  6. 家族の口座の支出も管理しているなら、口座を移すだけなので資産移動。
  7. クレジットの払い。これは考え方が少し難しい。クレカ利用時点で既に支払いは終わっていると見做す場合は、即ちクレカ口座があると想定すれば、銀行口座からクレカ口座(借金口座)への移動とみることが出来る。
  8. クレカ払いはまだ決済未了とみなしても既に飲み食いは終わっているので買掛金のような管理は意味がないしそもそも手間がかかる。現金主義の一環と見た方が分かり易い。で、結局、クレカの引落は資産移動。
  • 電子マネーのチャージ。
  1. これも当然。資産移動です。用途がほぼ任意で期限もないので多分大丈夫。
  2. プリペイドカードのように処理することも出来るが、利用頻度が多いので煩雑になる。 
  3. 電子マネーの決済は用意しておきたい。
  • プリペイドカードの購入。
  1.  こちらは難しい。用途が特定されていることが多いし、期限が付いていることも多い。一方でボーナスチャージもある。単にプリペイドカードを購入して出費しただけで済ますのは金の動きは把握できるが、モスカード(プリペイドカード)でハンバーガーを何時食べたかは把握できなくなって家計簿としては失格だ。
  2. この対策はプリペイドカード購入時点でまず出費として処理する。
  3. プリペイドカードを利用するときに、利用額の分だけ収入があったとする。例えば500円のバーガーセットなら500円の入金があって500円の出費があると記録する。
  4. プリペイドカード決済(PREPAID)を用意しておくと多分便利。現金決済に準じる。やや矛盾するが妥協点かと。あと少し試行錯誤だな。
  • ポイントの付与(入手)と利用。
  1. ポイントは色々なところに色々な基準で利用されているので管理は無理。
  2. ポイントと現金(クレカ払いも含め)と併用で購入できるので煩雑。 
  3. ポイントは利用時に利用分の収入があったと見做す。同額が支払われて常に残高はゼロとしておく。実際はポイント残高は存在するが決済利用のポイント残高はゼロ。
  • 決済口座~決済区分
  1. 現金Cash(手元の現金、財布の中もタンスの中も、通しで現金。残高は管理しない。手元に現金を置かないようにする。落としたりする。不明金が出たりするもの。移動金額と利用金額に誤差が出るが不明金は管理しない。面倒。)
  2. クレカCredit(クレジット払い、クレカの種類は複数あるが通しでクレカ。)
  3. 電子マネーeMoney(これも何種類もあるが通しで電子マネー。自販機などはレシートもないので記録できないから不明金がでる。ログを反映させれば不明金は解消できるが面倒)
  4. 銀行Bank(銀行口座から直接支払われるもの。銀行も複数存在する区分としては銀行で通す。)
  5. プリペイドPrepaid(プリペイドカードからの支払い。購入と利用時の実記録して残高は管理しない。)
  6. ポイントPoint(ポイントによる支払いのみ。利用時は入金と支払いは同額同時。残高は管理しない。)
  • 決済の注意
  1. 確定申告で、経費として計上するの支払いにポイントは使わないこと。プリペイドカードも避けること。

一時所得と雑所得の違い?

一時所得と雑所得の違い?

これがまた分かり難い。

税務のルールとは後付けを繰り返してきたから用語や概念に統一感がない。多分、時々全体を見直しているとは思うけど。

とは言え、所得など大してないから申告対象に入らないだろう。



一時所得とは、利子所得から譲渡所得までの所得以外の所得のうち、営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の一時の所得で、労務その他の役務又は資産の譲渡の対価としての性質を有しないものをいいます。というの見たけど感覚的にしか分からない。事例もあるから無理やりわかるんだろうか。

何かのはずみで入ってきた収入だけど、一時所得は内容によって控除の考え方の有るようだ。税率も低い。



雑所得は「その他」ということだな。 理由によらず金が入ったら申告しろと。税率は一時所得より高めになるそうだ。コストが掛かっていれば計上できる。

事業における雑収入とは?

雑収入

確定申告では雑収入も計上しなければいけないがどういうものが雑収入に当たるのだろう。

  1. 金融類似商品の利益・給付金とか言われても分からない。基本的に源泉徴収されているから忘れても問題ない。源泉徴収が送られてきているので不明になることもない。
  2. 外貨預金の為替差益が確定しているものと言われても分からない。これも源泉徴収されるらしいし、該当するものがあれば銀行かFX証券あたりから何が来ている筈だ。
  3. 予約設定されていない外貨預金の差益って、普通の外貨預金かな。 差損があれば雑所得内で相殺可能らしい。
  4. 公的年金。
  5. 講演料・原稿料で事業としていないもの。サラリーマンのアルバイトかな。退職するとこれが事業になるだろう。
  6. 生命保険の個人年金。
  7. 株主優待。さっぱり分からない。優待を使った時、売却した時で、扱いは変わるのかな。もらっただけで捨ててしまったらどうなるか。⇒多分、現金化したら計上。通信費がコスト。そのまま使ってしまえば単にサービスのアップグレードかおまけと同じで計上無用。捨てればゴミ。
普通に雑収入雑所得で調べると上記のような話になる。

調べたいのは「事業収入における雑収入」だが、そのような説明は見当たらない。事業活動の近辺で発生した収入。タクシーの運転手は人を運んで売り上げるが、たまに荷物だけを運んで礼金をもらうことがある。古物商が単に鑑定だけで礼金をもらったりとか。

ついでに、アフィリエイトは雑所得らしい。現金報酬は確実。ポイントで付与するものは基本は変わらないが課税側(税務所)も相当な額にでもならない限りは追いきれないからスルーしておいて良さそうだ。マイルを使ってフライト利用もフライト料金って色々あって金額換算自体が難しすぎる。マイルの単価で計算することになるのかな。

銀行の利息はどうなっているか?。これは別枠だったな。これは多分申告無用の確定。勿論源泉も確定済み。



エクセルに雑収入の欄を作っておきたい。




2016年度の確定申告

今年も確定申告の季節が来ました。

期限とか注意事項の有無をe-Taxサイトで確認しておきましょう。例年通り「3月15日(水曜日)」が納税期限ですが、目標としては1月中に済ましてしまいましょう。金融機関からの実績案内もそろそろ届き始めたようですから、基礎データの整理が先決です。基礎データは昨年のものを参考に書式アップデートと当年度データの流し込みをやっておきます。

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  1. http://www.e-tax.nta.go.jp/
  • 平成28年度 確定申告特集
  1. http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tokushu/
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  • 確定申告書等作成コーナー
  1. https://www.keisan.nta.go.jp/h28/ta_top.htm#bsctrl
既に作成を始めていれば作成再開を選ぶ。過去に電子申告の実績があれば過去データ利用を選択。不確かな駄目元で取り敢えず選んでいいでしょう。




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多分、何処へ飛んでも、電子申告か書面化を選択させられる。







操作環境の確認
  • ①OS/Windows10/8/7
  • ②ブラウザ/IE11
  • ③PDF/Adobe Reader
  • ④電子証明書/マイナンバーカード
  • ⑤ICカードリーダーライター/パソリ端末又はパソリ内蔵型ノートPC
  • ⑥ソフトウエアインストール/公的個人認証クライアントソフトVer3.0+ルート証明書
  1. 今どきIE11限定というのは時代錯誤も甚だしい。システム開発&サービスは天下り先で無く実力のある業者に委託すべきだ。だからお役所仕事と言われるのだ。税金泥棒め!。
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家計簿での「ポイント」の扱い

家計簿での「ポイント」の扱い

ポイントは多くの場合は「おまけ」のように付与される。多くは期限付きで期限が過ぎれば消滅するものもある。特に期限を定めていないポイントもある。

ポイントを付与するポイントプログラムは電子的に管理できるものもあれば、古典的なスタンプカードのものまで、店によって種々雑多。

これを家計簿で管理するのは面倒。スマホにポイント管理用のアプリがあっても多分面倒に違いない。

どのように手を抜いて管理するか。

ポイントを付与された段階は不確定資産の増減に過ぎないので無視することにしよう。台帳に記録しない。

ポイントは放置すると消滅する危険があるので、定期的な残高管理は必要。ポイントの種別が棚卸されて、それぞれの月度残高・期限キレ残高を把握する。期限キレが近いものは意識して使うか放棄するか決める。不要不急の買物をしては本末転倒。店側の思惑にはまることになるだけだ。

ポイントを使って千円の買い物をした場合は、現金が沸いてきたのと同じで収入(雑収入)があったとして扱う。千円の雑収入があってそれで買い物をした。ポイントという利益は使う時に確定する考え方。

ポイントと他の決済手段を組み合わせる場合も同じ考え方でいい。

ポイント収入1000円、ポイント支払い1000円。これをクレカ支払いと併用する形。


  1. (支出)商品代:ポイント-1000.
  2. (収入)ポイント:ポイント+1000.


ポイントは都度の残高管理もしない。月1回の期限切れリスク回避の残高管理はやってよいが、やらなくても家計簿上~台帳上は影響を受けない。



プリペイドで千円チャージすると50円分のボーナスチャージが付く場合:

プリペイドカードはポイントほど雑多ではない。しかも良く行く店で作らないと意味(メリット)がないから、種類は限定的だ。プリペイドのチャージは千円とか2千円とか纏まった単位で行うが、狙いとしてはボーナスチャージの付与。30円とかが余分にチャージされる。この場合は、家計簿では雑収入として計上する。チャージの記録と一緒にやるので煩雑さは限定的だろう。

  1. (移動)現金チャージ:現金-1000.
  2. (移動)現金チャージ:プリペイド+1000.
  3. (雑収入)ボーナスチャージ:プリペイド+30.

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