ポイントと電子マネーの関係について


ポイントと電子マネーの関係について

電子マネーの定義

紙幣や硬貨を使わないで電子情報による決済を可能とする仕組みにおける貨幣価値に相当する電子情報。

日本では電子マネーを提供する仕組みはソニーが開発したフェリカチップをベースにするものが殆ど。



(電子マネー)
  1. 決済に利用できるもの。期間制約(有効期限)がないもの。円など特定通貨換算の残高が確定している。円など特定通貨による直接的な加算(チャージ)手段も用意されている。利用可能な店が確保されている。これだけが揃えば定義としては電子マネーとする。
  2. Edy,Suica,nanaco,WAONなど有名なところ以外でも定義に合えば電子マネーとする。
  3. 残価は資産として管理する。

(プリペイドマネー)
  1. 上記電子マネーの定義のように電子的加算(チャージ)機能があれば、実際のマネーとの相互運用性が実現されるので電子マネーの名称が相応しいが、使い捨て・使い切りを前提としたキャッシュレスを目的としたプリペイドカードはプリペイドマネーとする。
  2. 円など通貨換算による決済に使えるサブクラブカード、モスカード、スターバックスカード、QUOカードや図書券(図書カード)はプリペイドマネー。最近はチャージできるタイプも出ているので曖昧性は残る。
  3. ギフトカードは電子的管理ではないが定義上はプリペイドマネーとしてよい。
  4. 残価は本来は資産として管理すべきだが、額が小さい(1万円以下)場合は無視しても良い。 また期限があるので資産として評価するには注意が必要。

(ポイント)
  1. 逆に、決済に利用できなかったり、期間制約(有効期限)が設定されていたり、残高価値が不確定であったり、加算(チャージ)手段が用意されていなかったり、利用可能な店が確保されていなければ、電子マネーあるいはプリペイドマネーとせず、広義のポイントとする。
  2. 一般にポイントは直接購入できず取引の一環として付与される付帯的なものである。但し、マイレージ(マイル)は直接購入も可能であるが入手手段の主たる側面はポイントに該当する。また有効期限があるのでポイントの一つとする。
  3. ポイント残価はその脆弱性により資産とするのは難しい面があるが、大型商品を購入した場合はポイントだけでも万を簡単に超えるレベルになることは珍しいことではないこと等を踏まえれば、可能範囲で残価を把握して適切な消費を図るなどの管理は必要。

<結論>

いきなり結論です。
  1. ポイントと電子マネー間の相互運用性のあるものを使うこと。
  2. 相互運用性のないものは付与されたらすぐに使い切ること。
<検証>

Edy
  1. エディEdyは日本最初の電子マネー。最初の運営母体は普及には苦労した。お蔭でエアポートとかサービスエリアとかでは重宝する電子マネーとして残っている。最近になって楽天が買収して楽天スーパーポイントとの相互運用が可能になったが、折角契約したコンビニサークルKサンクスがファミマに買収されてリアル店舗での拡大戦略が大きく狂った。
  2. 楽天市場で付与される楽天スーパーポイントは今はRポイントと呼ぶのだろうか、今までは楽天市場でそのまま使っていたが、今はEdyに交換してリアル店舗でも使えるようになった。しかし、Rポイントは楽天市場で使った方がはるかに価値が高いのでEdyに交換する人は殆どいないのではないか。
  3. 確か、楽天カードのポイントは最初から楽天スーパーポイントだったと思う。最も価値あるポイントは楽天スーパーポイント。リアル店舗が充実していなくても不足は無い。
Suica
  1. 交通系電子マネー。JR東日本以外にも同様のものが全国に展開。首都圏私鉄ではPASMOもリリースした。相互運用も可能になりつつある。利用エリアも鉄道、駅周辺から徐々に拡大してる。恐らく電子マネーの最大手になっているのではないか。なにせ通勤通学の必須アイテム。
  2. Suicaポイントが付与され、SuicaポイントはSuicaに交換できる。
nanaco
  1. 電子マネーnanacoを使うとnanacoポイントが付くことがある。nanaco1ポイントはnanaco1円に交換できる。
  2. クレジットカードのセブンカードを使うとセブンカードポイントが付与されるが1セブンカードポイントは1nanacoポイントに交換できる。 
  3. ポイント還元率は何で買い物するか何処で買い物するかで異なるので有利なところを選ぶべき。基本的にはクレカでIYで買いものするのが有利な筈だ。
WAON
  1. 電子マネーWAONを使うとWAONポイントが付くことがある。WAON1ポイントはWAON1円員交換できる(多分)。 ポイント付与率はnanacoの半分しかなかった(0.5%)が最近改善された。
  2. イオンカードで買い物するとときめきポイントが付与される。1ときめきポイントは1WAONポイントに交換できる。
 T-POINT/T-MONEY
  1. ここは少し混乱する。馬鹿なビジネスモデルだ。Tサイトを見ても、TマネーとTポイントの交換の話が出て来ない。冗談だろうとサイトを見直すが結果は同じ。
  2. TカードをTポイントを貯めるだけのカードではなく、プリペイドカードとしても使えるようにすると言うものに過ぎない。相互運用性ゼロのビジネスモデル。敗北宣言のようなものだ。利用性の低いTポイントということになるかな。いずれはクレジットチャージとかもできるようになるのかな。
  3. ツタヤの対応が悪いからTポイントはあまり好きでない。貰えるポイントはもらうようにするが有難味が薄い。
  • Tポイントは溜めないで片っ端から使い切ってしまうのが正しいだろう。T-MONEYなどは全く無用と心得るべきか。
Pontaポイント/おさいふPonta
  1. 面白いことに電子マネー部分とポイント部分の交換が出来ない。カードにつき1回だけ移行はできるが併用はできない。これでは共通ポイントとして圧倒的な優位点を確立しているのが無駄に終わりそうだ。
  2. クレジットチャージが出来るだけ工夫されているがオートチャージなどは無理だろう。 
  • 結局PontaもTポイントも馬鹿丸出し。電子マネーとポイントの相互運用性を考えな変えればいけないね。①ポイント付与、②ポイント利用、③ポイント購入(プリペイド相当)。一元的にこの3点セットが出来ないと大手運用の電子マネーに負けてジリ貧で破綻する。
  • おさいふPontaなど全く無用。Pontaポイントも溜めないで付与されたらすぐに使い切ること。ポイントを貯めるカードは1枚に絞ること(当然だね)。


(番外)

au WALLET 
 / じぶん銀行
  1. どういうメリット(うまみ)があるのかよく分からない。サイトを見ると導入時のキャンペーンはすごい勢いのものだけど、平時のメリットとなると目ぼしいものは何も無さそうだ。至って普通。 
  2. 送られてきたカードが何枚もあるが一度も使っていない。このまま廃棄で良さそうだ。じぶん分銀行もセットで送られてきているがこちらも実績ゼロ。
  3. どちらも新規キャンペーンばかりでウンザリする。ノーマル状態でどういうメリットがあるのかさっぱり分からない。馬鹿の一つ覚えみたいなマーケッターがいるんだろう。そんな時代じゃないし、長く付き合いたいのではないのか。連中のセンスを疑うね。
  • こんなところはボツだ!
スターバックスカード
  1. 現金以上のメリット無し?。電子マネーの支払いが出来ないことが非常識。店によるのかな。
  2. スタバカードは只のプリペイドカードでボーナスチャージもポイントも何もない。馬鹿馬鹿しい。
  3. 多分、イトーヨーカドーの中にオープンしていたらnanacoは使えるだろう。キャッシュレスやポイントに拘るならそういう店舗を利用すれば済むことだ。
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