今年からだと思うが、マイナポータルとの連携が手順の中に入ってきた。これが、結構面倒なことになってしまった。
>
初期設定プログラムの実行
e-Taxサイトから提供される。毎年、作り替えているようだ。ICカードリーダー方式か、スマホ方式かを決めて、また利用するブラウザ(IE, Edge, Chrome)も決める必要がある。
ファイルを実行させるだけのことで作業自体はスムーズに終わる。
>
ICカードリーダー
1年間片付けておいた古いパソリS370を引っ張り出してパソコンに接続。
去年も使っている同じ環境なのに、e-Taxでは正しく作動しない。
今年もパソリ用のUTY(xxx Type-B)をソニーのサイトから探してドライバーの更新をやらないと駄目なようだ。パソリ用ドライバーに悪さをする犯人は分からないが毎年の手順になっている。
もしかすると初期設定ソフトのバグの可能性はもあるが検証は出来ていない。
>
マイナンバー読み取り
マイナンバーを読み取って、税務署のサーバーと通信して、登録情報の確認。これ自体はスムーズに。
但し、途中で、マイナポータルとの連携を聞かれる。特に連携する用事もないから連携しないを選択して進めてしまったが、これが今年の敗因の1つ。
>
確定申告の作成自体は、都度都度面倒でも、やっていけばよいことで時間を掛ければ終わる。
>
確定申告ファイルが出来上がったら、最後は送れば済むこと。
再び、マイナンバーカードを読み込んで、確定申告ファイルと紐づけして、税務署に送信。これで、一件落着かと思ったら、最後になって以下のファイルを税務署に郵送しなさいと来た。ペーパーレスでやっているのに、何を言い出すかと思ったら、経費のファイルは添付していなかったとのことだ。
はい。
e-Taxの最初に戻って、経費を入力する手順までスキップする。終わったらファイル保存をする。そのファイルを添付して、再度送品手順を踏めばよい。ところが、DATA形式では受け付けてもらえずXTX形式でファイルを落とさないと駄目。また行ったり来たり。
このXTX形式が曲者。これはマイナポータル連携時にサポートされるファイル形式。
要するに、環境設定(主にブラウザ)で、マイナポータル連携にして、関連機能(拡張機能)が実装されないと、このXTXファイルは処理されない。
行ったり来たりしているうちに、ブラウザとマイナポータルとの連携で、連携ソフトが正しく認識されないから、パスワードを求めるメッセージに変わって、更新というメッセージが出る。ブラウザの拡張機能が認識できないから更新しろと言う訳だ。
バグ!。
更新ボタンを押して立ち上がるブラウザが初期セットアップで指定したブラウザでなく、既定のブラウザに指定されているものが勝手に立ち上がる。完全なバグだが、気付かないと混乱させられてしまう。
>
デッドロック
ブラウザに拡張機能を追加して、マイナポータルAPもインストールして、基本的には全てOKの筈なのに、マイナバーカードを読み込ませると必ず更新の表示になる。正しく、ブラウザに収まっていないようだ。拡張機能を一旦外して再度追加したり、しても駄目。
ブラウザ、拡張機能、マイナポータルAP の連携を確実にする要件設定が正しく作り込まれていない。デッドロックバグ。
恐らく通り一遍の手順でしかテストもしていないのだろう。面倒だけど、このデッドロックからの脱出は、最初の環境設定から再度同じ手順を踏むしかない。
設定手順を繰り返したら、ようやく送信できる画面に変わってくれた。
詰まらないことで、時間を消耗させた。
ネットの書き込みを見ると、結構な人数がこのデッドロックを経験しているようだ。
>
税務署への送信
ここにも問題がある。マイナンバーカードのパスワード(ロング)をいれて、次の税務署ログインのパスワード(ショート:4桁)を入れるのだが、パスワードを求める画像のデザインが全く同じ。なぜ何度も要求するのか、何かトラブルかと勘繰ってしまう。デザインを分けて、次のステップに移っていることを分かりやすくするべきだ。
>
もう10年以上になると思うが、UIのプロも入ってしっかり作り込んでほしいね。
※