確定申告と家計簿と人生設計
やや大げさなタイトルにしてみました。
確定申告の振り返り:
思えば確定申告は医療控除が可能になったニュースが流れて、出産費用の少しは取り戻せるとかで出かけたのが最初。多分、ご近所からのお誘いか市役所からの案内があったのだろう。その時に、実際どれくらい取り戻せたかは覚えていない。格別の感動が記憶にないので、額が小さいか、給料明細追加で知らない間に受け取っていたか。
暫く、縁は無かったが、ローンがある人は控除が受けられるとかで、税務署に行ったのが久しぶりの確定申告。面倒臭がりは駄目だね。折角の還付のチャンスを捨てている。ローンの場合は数年間還付が受けられる。
なんだかんだ確定申告をする理由が生まれるもので、年1回の確定申告は年中行事の1つになってしまった。毎年、正月が開けると書類のバタバタが始まる。日頃のずぼらがここで恨みになる。反省と課題の山に押し潰される。
納税と言うより、還付が主な目的。3月15日の直前は大変。税務署の行列に並んだり。夜間ポストに書類を投函したり。今では懐かしい。
電子納税と言うか、ネットを使って確定申告の手続きが出来るようになったら、以前の狂想曲状態が嘘のようで。e-Taxシステムの問題は呆れるばかりだが、それでも以前よりは余程素晴らしい。
e-Taxも最初は住民基本台帳のICカードを使ってやっていたが、暫く前からは個人番号(マイナンバーカード)を使うようになった。電子署名の有効期限の問題が付いて回るのは奇異な感じがするが今はそのような設計になっている。
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確定申告の時期だけでなく1年を通して結構面倒なことを続けるのは若干の還付目当てだけではない。確定申告をすると、日常の家計簿管理の欠陥が見えてくる。一方で、全体の構造(フローとストック)が分かると、自分の人生設計(理想と現実のギャップ)の状況も見えて来る。恐ろしいことに有言実行ならず有言不実行まで見えてしまう。
大袈裟に言えば、人生プログラムの年度決算みたいなものだ。
事業をやっている人には義務行為の一つだが、普通の人には確定申告はやらないで済ますことも出来る類のものだ。しかし、それは折角の機会を不意にしていることに気付くべきだろう。高校を卒業したら(早い人は小学校を卒業したら)、恐らく死ぬまで、自分の人生設計をメンテナンスして年1回の区切りになる。実際に申告しようがしまいが、文書化しようがしまいが、継続していくものだ。
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課題:
- 書類・記録類の整理。ハードコピーとソフトコピーの整理。
- 家計簿アプリとe-Taxサイト対応テンプレートの常用。」
- 事業計画および年度計画の立案・実施・レビュー。
- 資産運用:投資とリターン。ポートフォリオ見直し。
- 健康増進計画。
- 断捨離。古い書類・記録類の捨て方。
- 人生設計:定期メンテナンス:必ず自分で考えて!。世間のまやかし物には手を出さないこと。他人事ではありません。
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